初めてのメンタルクリニック
問診票
皮膚科の先生に、メンタルクリニックへの紹介状を書いてもらい、それを持って、初めてメンタルクリニックを受診しました。
2021年2月2日のことでした。
ドキドキしながら、予約の時間にクリニックに向かいました。
受付を済ませて、初診なので、まず問診票の記入をします。
この問診票が、メンタルクリニックならではの感じで、他の科の病院とは一味違う内容がありました。
一般的な問診の他に、生い立ちとか、自分の性格についてや、これまでの経歴みたいなのを書く欄があったのです。
看護師対応
どの程度書けばよいのかわからずに、もたもたしていると、看護師さんに呼ばれて、いろいろと話を聞かれました。
そこでは、家族構成なども聞かれて、家系図的なのを書かれました。
薬剤師として、在宅患者さんの患者情報とかでよく目にしていた家族構成図でしたが、まさか自分のを書かれる日が来るとは!と思ってしまいました。
他にも、看護師さんに軽く状況を話したのですが、その時点ですでに、髪が抜けることなど話すのがとても辛くて涙が溢れてきました。
看護師さんのところでは、体重を測ったりもしました。
診察
看護師さんの対応が終わると、すぐに診察室に呼ばれました。
私の担当は、ご年配の男性の先生でした。
問診票を見ながら、現状を聞かれました。
髪が抜けていって辛いこと、仕事に行こうと思っても、頭痛や吐き気で行けないことが多くなってきたことを話します。
先生に話していると、序盤から涙が溢れてきました。
先生は一通り話を聞いてくれて、病名としては『適応障害による、うつ状態』という診断になるとのことでした。
うつ状態は、うつ病とは違って、薬を使わずにゆっくり休むことで改善することも多いので、まずは休職してゆっくり休むことが必要ということで、診断書を書いてもらえることになりました。
それを聞いて、やっとほっとしました。
診断書
診断書には、病名と休養加療が必要な期間などが記載されていました。
私の場合は、脱毛症のこともあり、1週間やそこらの休職で改善するものではなさそうだという判断で、まず1か月の診断書が出されました。
ただし、その1か月間は、毎週1回は診察に行かないといけませんでした。
最初だったので、休職することによってどう変わるかを診るためには、必要な措置かなと思いました。
この後、私は結局1年半休職するのですが、2回目以降は3か月ごとに診断書を書いてもらえました。
ただ、診察は2週に1回が2か月続き、その後は落ち着いてきたので1か月ごとの診察となりました。
職場へ
この日のメンタルクリニックの診察が、午後一番くらいであったので、「診断書が出たらその足で職場に提出して、翌日から休んでもいいで。」と上司には言われていたのですが、クリニックでいろいろ号泣しながら話したもので、帰る頃にはどっと疲れが出てきてしまいました。
なので、その足で職場に寄る気力はなかったので、翌日にすることにしました。
翌日、私はシフトが遅出だったので、その日は昼~夜まで仕事をし、翌々日から休職することにしました。
上司は、私が翌日遅出をできなくても、代わりに入ってくれる人を手配してくれていたようですが、ただでさえ、これからしばらく休んで迷惑かけてしまうので、最後遅出はやりきってから休むことにしました。
翌日、出勤して、診断書を薬局長に提出して、休職することを伝えました。
管理者以外には、休職することは言っていなかったので、職場の他の人たちは驚いたと思います。
でも、私の体調の悪さはみんな気付いていたと思うでの、おそらく納得してくれていたのではないかなと思います。
というわけで、2021年2月4日から、私の休職期間が始まりました。
休職開始
とにかく休むことが大事と思い、休職が始まってからは、まず好きなだけ寝ました。
元々、休みの日とか、よく寝る方でしたが、休職してからは毎日お昼頃まで寝ていました。
この頃、寝ようと思ったら、いろいろ考えてしまって涙が出てきたりすることもあったのですが、寝てる間はなにも考えずに済むので、めちゃくちゃ寝ました。
だんだん余裕が出てくると、1か月も休めると思うと、いろんなことができるやん!と思ってきました。
新卒からずっと働き続けていたので、こんな長期休みは、大学生の夏休み以来です。
少し落ち着いてきたら、散歩とかリズム運動が良いを言われていたので、外出できる気分になったら、夕方に近所を30分~1時間くらい、買い物も兼ねたりしながら散歩していました。
落ち着いてきたら、きちんと朝起きて、規則正しい生活をした方がよいと、メンタルクリニックの先生に言われていたのですが、もともと朝苦手だったので、起きられず、ゆっくり寝る日が続きました。
こんな感じで、しばらくは、かなりゆっくり過ごしていました。
コメント