はじめに
記事の内容が、少し前後するのですが・・・。
2020年12月に、ステロイドパルス療法で入院し、その後もいつも通り、仕事をしていました。
しかし、年明け後から、急に体調を崩すことが多くなり、休職するに至りました。
今回は、その経緯を書きたいと思います。
職場でもウイッグデビュー
入院前は、徐々に髪が減ってはいるものの、まだウィッグなしでもギリギリいける感じでした。
けど、入院を期に、退院後にはウイッグをつけて仕事に行くことにしました。
これからまだどんどん髪が減る気がしていたので、今のうちにつけておこうという考えでした。
入院3日間と週末2日間、合わせて5日間、職場の人と会う期間があいていたので、このタイミングが一番いいなと思ったからです。
うちの職場は、髪切ったりしたら、声をかけてくれる方も多く、ウイッグをつけることで変化を感じる人もいるかなと思ったので、これまでなるべくつけたくなくて、ずっとつけずにいました。
この頃、プライベートで出かける時には、すでにつけて出かけていたのですが、職場にウイッグで行くのは抵抗がありました。
女性は特に、こういう見た目の変化に敏感だったりしますよね・・・。
見てる人が見たら、急に髪が増えたのがバレると思ったからです。
意を決して、退院後の仕事にウイッグで行ったのですが、さすがに触れられることはなく、とりあえず一安心でした。
職場の一部の人は、私の状況を知っていたので、気付いてもあえて言わなかった可能性もありますが・・・。
ちなみに、この時は、最初の円形脱毛症の時に使用していたウイッグ(トップカバー)を使用していました。
体調不良
年末年始の休みまで、これまで通り、働き続けました。
年明け後、徐々に体調を崩す日が多くなりました。
パルスの効果は、前述の通りすぐには出ず、毎日髪の毛は抜け落ちていき、気にしていないつもりでも、精神的にはかなり参っていたのだと思います。
当時、ふと涙が溢れてくることも、よくありました。
ついにある日・・・
ある朝、仕事に行こうと起きて、身支度をしている時です。
メイクもして、あとはウイッグをつけるだけ・・・と思っていたのですが。
鏡を見ながら、ウイッグをつけている時に、ふと・・・
なんでこの状態で仕事行かなあかんのやろ~
と思ってしまった日がありました。
その日は、なんとか仕事に向かったのですが・・・。
休む日が増えた
その日をきっかけに、仕事に行こうと思って朝起きても、頭痛やめまいがして、ベッドから出られなかったりする日が出てきました。
吐き気がする日もありました。
うちの職場は人手不足なので、無理矢理なんとか出勤していた日もありました。
でも、出勤しても、頭痛がひどくて、午後からの勤務で在宅患者さんのお宅に行かないといけないけど、それも困難な状況で、早退させてもらったり・・・。
1月中は、そんな状態で、何度も仕事を休むことがありました。
休職のすゝめ
看護師の親友
そんな状態の時に、ふと看護師の親友の言葉を思い出しました。
私が、ステロイドパルス療法で入院した大学病院で働いていて、入院時にめちゃくちゃ励ましてくれた子です。
入院時には、親身になっていろいろと話を聞いてくれていました。
そして、退院後も気にかけてくれていて、よく連絡をくれました。
彼女は、「一旦、仕事休めば?」と前々から言ってくれていたのです。
彼女は乳がん経験者で、最初は仕事の合間に放射線治療に行っていたけど、だんだんしんどくなってきて、結局休職して、治療に専念したという話をしてくれました。
また、休職しても『傷病手当金』がもらえるから、給料の3分の2は収入があるということ等も教えてくれました。
この話を思い出し、仕事に行くのもすごくしんどくなってきていたので、治療に専念すべきタイミングなのかなと思いました。
上司
以前から、私の脱毛症のことを気にかけてくれていた上司(円形脱毛症経験者)に、ちょうどこの頃呼び出されました。
なんの話やろ?
と思っていると・・・。
体調悪そうやけど、パルスの影響ではないやんな?
と聞かれました。
私は、パルスの影響では全くないと思っていて、
パルスでこのタイミングで影響出ないと思うので・・・
みたいなことを伝え。
それから、パルスの効果は2~3か月くらい経たないと出ないみたいで、まだまだ髪が抜け続けていること等を話しました。
そしたら、
一度、仕事休んだらどう?
と言われました。
実は、この話をする前日くらいに、仕事の半年後くらい先の話をされた時に私が、
その頃、(この職場に)いるかわからないですけどね・・・
って言ったのが、上司的にはひっかかっていたらしく・・・。
私が辞めるかもしれないと思っていたようです。
本当は、人手不足すぎる職場がまあまあ嫌で、脱毛症を理由に退職も考えていました。
上司曰く、
体調が悪い時は、正常な判断ができないから、とりあえず休職にしとき。
と、説得されました。
休職するには、会社に診断書の提出が必要とのことでした。
これが、大学病院診察の数日前の話だったので、診察の時に医師に相談することにしました。
というわけで、上記の親友の話と、この時の上司の話もあり、頭髪も体調も心もボロボロだった私は、休職をしようと決心したのでした。
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