再発後の診察③~塗り薬が強力なものに~

経過

はじめに

再発後の診察①再発後の診察②で、薬のことを書き忘れていたので、今回はその続きです。

薬が変更に

これまで、塗り薬は、アンテベートローションを使用していたのですが、今回から、デルモベートスカルプローションに変更になりました。

デルモベートスカルプローション

デルモベートスカルプローション0.05%

出典:グラクソ・スミスクラインHP

デルモベートスカルプローションも、ステロイド含有のローションです。

名前に『スカルプ』とついているくらいなので、主に頭部の皮膚症状に使われます。

デルモベートは、ステロイドの強さのランクで、5段階(1が最も強くて5が弱い)のうち『1』に該当します。

アンテベートが『2』(very strong)で、かなり強力だったのですが、

デルモベートの『1』はstrongestと呼ばれ、ステロイドの塗り薬の中では最も強力なランクになります。

つまり、デルモベートは、ステロイドの塗り薬の中で最強レベルの1つということです。

ゆかじー
ゆかじー

最強にレベルアップ!!

なんて、悠長なことは言ってられません・・・

脱毛症状が、悪化しているということです・・・

塗り方

診察時、先生に

医師
医師

塗り薬、強いのに変えておくわ。

たっぷり塗って、しっかり揉み込んどいて!

って言われて、

ゆかじー
ゆかじー

揉み込?!

っと、耳を疑いました。

通常、ステロイドの塗り薬は、揉み込んだり、擦り込んだりしないように、患者さんに説明します。

ステロイドを塗る部分の皮膚は、炎症を起こしているので、擦り込まず、やさしく塗り拡げるのが一般的です。

薬剤師的観点からすると、揉み込むと一時的に皮膚からステロイドの吸収がよくなり、血中濃度が上がってしまって、皮膚萎縮などの副作用が起こりやすくなるとも思いました。

しかし、脱毛のスペシャリストの大学病院の先生がそう言うので、今回は揉み込んだほうがいいんだろうなと思いました。

なにせ、絶賛脱毛進行中だったので、先生の言うことを大人しく聞くことにしました。

※通常は、擦り込んだり、揉み込んだりせずに、医師や薬剤師の指示に従ってください。

他の薬

ローション以外の薬は、これまで通りの薬を継続でした。

飲み薬

セファランチン錠1mg 1回1錠 1日3回毎食後

塗り薬

デルモベートスカルプローション0.05% 1日2回 

上記内容と、以前の記事でも書いていたように、アトピー性皮膚炎のほうのコントロールも大事なので、そのための保湿剤とステロイドの塗り薬も出してもらいました。

帰宅後

デルモベートスカルプローション塗ってみた

この診察の日から、早速デルモベートスカルプローションを使用してみました。

先生に言われた通り、頭皮全体的にたっぷり塗って、頭皮マッサージするような感じで、揉み込んでみました。

イソプロパノール

デルモベートスカルプローションを使ったのは、初めてだったのですが、塗った時に少しスースーする感じがしました。

この薬、添加物に『イソプロパノールイソプロピルアルコール)』というアルコールの一種が入っているので、そのためですね。

イソプロパノールは揮発性があるので、スースーすると感じました。

また、デルモベートスカルプローションの本体容器の裏側に、注意事項がいくつか書かれているのですが、「火気の近くでは使用しない」とあるのも、イソプロパノールの引火性を考慮しているからです。

お風呂上りに、デルモベートスカルプローションを塗ってから、ドライヤーで髪を乾かそうかなと思った時があったのですが、このことを思い出して(まさかドライヤーで引火しないとは思いますが)、髪を乾かしてから塗っていました。

手荒れ

毎日、デルモベートスカルプローションを揉み込んで塗っていると、数日した頃から、手の指先が荒れだしました。

思い当たる原因が、このデルモベートスカルプローションしかなかったので、それから揉み込む時にはビニール手袋をつけるようにしました。

これまでは素手で揉み込んでいました。

デルモベートは、かなり強力なステロイドなので、症状がある部分以外(特に顔とか)に付着しないよう、使用後はしっかり手洗いしていました。

すると、しばらくして手の指先が荒れていたのも治まりました。

おそらく、この手荒れもイソプロパノールの影響だったのかなと思いました。

デルモベート自体も、上述の通り、とても強力なステロイドなので、症状がある部分以外に付着するのは、あまりよくありません。

もし、デルモベートスカルプローションを揉み込むことがあれば、ビニール手袋の使用を強くオススメします。

手荒れするような薬を頭皮に塗って、大丈夫なのか?と思うこともありましたが、頭皮は全然問題なかったです(髪が抜ける以外は・・・)。

この時期、抜け毛と同時に切れ毛(髪の成長がうまくいかず、根本あたりから折れたり切れてしまう毛)が多くて、頭を触ると、短い毛がチクチクしてる部分が多かったです。

そのチクチクのせいで、揉み込むときに指先が少し痛かったので、それも原因のひとつだったかもしれません。

セファランチンを真面目に

これまでセファランチン錠は、正直おまじない程度としか思っていなかったので、結構適当に飲んでいました。

しかし、この頃から脱毛の進行に怯え、1日3回きちんと真面目に飲むようになりました。

一応、セファランチンは食後に処方されているのですが、絶対に食後じゃないといけないわけではないので、とにかく1日3回だいたい朝夕寝る前くらいで食事に関係なく飲むようにしていました。

仕事が、日勤と遅出があり、生活リズムが不規則だったので、毎食後に飲むのが難しかったのもあり、食後に関係なく服用していました。

薬によっては、絶対に食後または食前でないといけないものもありますが、食事に関係なく飲んで良いものも多いです。

もし、みなさんが、薬を飲むタイミングに困っているようなら、ぜひ薬剤師に相談してみてください。

ステロイドパルス療法の説明を受けて考えてみた

この時11月の診察時に、12月に入院して、ステロイドパルス療法を受けることになり、主治医からその説明を受けて、同意書にサインをしました。

同意書の説明文にもあったのですが、発症から6か月以内で、急速に進行していて、脱毛が多発している症例での有効率は60%以上と。

これに関しては、正直、

ゆかじー
ゆかじー

ちょっと低いな

と思ってしまいました。

半分より少し多いくらい?

そもそも60%以上って、実際どれくらいなん??

パルスをしても、どちらに転ぶかはわからない状態なんやと理解しました。

でも、これにかけるしかないので、いろんな不安もありながら、入院までの半月くらいがあっという間に過ぎていきました。

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