エキシマライト

これまでのあらすじ

2020年のゴールデンウイークに円形脱毛症を発症。それから1か月ほど経って、やっと皮膚科を受診しました。

血液検査で、円形脱毛症と確定し、飲み薬、塗り薬の他に、エキシマライトと言う、紫外線治療を始めました。

エキシマライト

エキシマライトとは？

エキシマライトは、免疫細胞の活動を抑える作用があるそうです。

いろいろな皮膚疾患に使われるのですが、円形脱毛症にも保険適応があり、自分の免疫が毛根を攻撃するのを抑えます。

イメージとしては、光脱毛を利用されたことがある方は、まさにそれと似たような感じで、機械から出力される光を、患部に当てられるといった感じです。

初体験

私が通っていた皮膚科では、看護師さんが医師から適切な照射量の指示を受けて、施術してくれていました。

保護メガネをかけて、頭部の円形脱毛になっている部分を看護師さんに向けます。

私は後頭部だったので、うつむき加減で患部を見せていたのですが、自分ではその姿が結構みじめな気持ちになってくると感じていました。

この時、看護師さんが念のため髪の毛をかき分けて、他の場所も確認していると、他にも脱毛があることに気付きました。

私は後頭部だけだと思っていたのですが、頭頂部にも小さな脱毛が2か所くらいできていました。

髪の毛で隠れていて、気付いていませんでした。

もちろん、その部分にもエキシマを当ててもらいました。

エキシマライトを照射されている時は、少し暖かいような感じがするくらいで、痛みも痒みも感じませんでした。

照射後に、患部が少し赤くなるくらいの照射量が良いとのこと。

帰ってから脱毛部分を鏡で見ると、ほんのり赤くなっていて、まだ少し熱感がありました。

どのくらいのペースで？

医師からは、

と言われていました。

私は、なんとしてでも早く治したかったので、５～７日に1回くらい、仕事が早く片付いた日の帰りに通院していました。

６月中旬～７月下旬の間に８回、エキシマを照射しに通いました。

もちろん、飲み薬、塗り薬とも併用でです。

効果わからず

毎回、先生からは

と言われていたのですが、効果も全然現れてこなくて、一番目立つ後頭部の脱毛は、範囲が徐々に広がってきているような気さえしていました。

毎回、エキシマを照射する時の姿（うつむき加減で後頭部を見せる）が、さらに追い打ちをかけるように、私をどんどんみじめな気持ちにしていきました。

発症してから3か月が経とうとしているのに、全く改善していなくて、正直めちゃくちゃ焦っていたし、イラ立ちもありました。

他の選択肢

エキシマに通っている間に、医師からは、

という選択肢をあげられていました。

当時の私は、このままの治療を続けていても、全く治る気がしなかったので、７月末の通院時に、ついに、

と告げました。

大学病院へ

それが2020年7月27日の診察時のことでした。

私の決断を聞いた医師は、その場で大学病院への紹介状を作成してくれました。

クリニックの事務の方からは、大学病院なので、初診は必ず予約して行かないと診てもらえないけど、クリニックから電話するか、自分でもしてもらえるけど、どちらがいいかと聞かれました。

自分で電話するにも、大学病院だと午前中じゃないと取り合ってもらいないような気がしたので、クリニックから電話してもらうようお願いしました。

大学病院の診察は午前中しかないので、シフトによっては仕事を休まないといけないのですが、それよりも自分の体（頭？）のほうが大事なので、早めに取れる日程で予約を取ってもらいました。

それが8月4日でした。

９時に予約になったので、その日は午前中は仕事を休むことにして、翌日その旨を上司に伝えました。

次回は、大学病院の初診について書きたいと思います。