やっと皮膚科受診へ

これまでのあらすじ

2020年ゴールデンウイークに発症した円形脱毛症。

母親に指摘されるまで３週間ほど気付かず・・・

片頭痛にもなったりで、バタバタしていて、6月2日にやっと皮膚科を受診しました。

最初の診察

いつもアトピーで通っていた皮膚科クリニックに受診しました。

患部を見せて、まず採血をしました。

脱毛になることがある他の病気の可能性を排除するためです。

梅毒や、甲状腺機能亢進症、膠原病などの自己免疫疾患でも脱毛することがあるからです。

アロビックス

薬はとりあえず、脱毛症によく使われるアロビックス外用液５％だけを処方されました。

頭皮の血行をよくする液状の塗り薬です。 お風呂上りに、頭部にこの薬を塗って、軽く頭皮マッサージをすると、頭がぽかぽかしてきます

出典：佐藤製薬株式会社HP

この薬、見た目がこんな緑色で独特なんですが、匂いもかなり独特でして・・・

円形脱毛症経験者のうちの薬局の上司も、使っていたことがあるらしく、

と言っていました。

脱毛患者としては、

て思いました。

ネット上では、『おじさんの匂い』なんて表現されていることも・・・

検査結果

採血の結果が出るまで１週間くらいかかるとのことだったので、6月13日に結果を聞きに行きました。

結論から言うと、特に検査値に異常はありませんでした。

貧血にもなっていないし、血球や甲状腺の数値も正常でした。もちろん梅毒でもありませんでした。

というわけで、特に他の疾患の影響ではなく、純粋に？円形脱毛症であることが確定しました。

治療

円形脱毛症とはっきり病名がついたところで、先日もらったアロビックス外用液の他にも薬が処方されました。

処方内容

セファランチン

出典：科研生薬株式会社HP

セファランチンは、アレルギー作用を抑えたり、末梢血管を拡げて末梢循環障害を改善し、毛根などに栄養を送る作用がある、円形脱毛症に適応がある数少ない薬の一つです。

他には、血管幹細胞に働き、造血機能の回復を促進するため、白血球減少症にも使わることもあります。

タマサキキツヅラフジという植物から抽出した有機化合物で、中国では民間薬として使用されていたそうです。

あとから受診する大学病院の主治医は、この薬のことを『おまじない』と言うくらい、正直飲んでいても体に悪くはないけど、めちゃくちゃ効果を感じられるわけでもない薬です。

値段もそんなに高いものではないので、私は、このセファランチンを、寛解している今もまだ飲み続けています。

トコフェロールニコチン酸エステル

トコフェロールは、いわゆるビタミンE製剤です。

通常は、高血圧症に伴う随伴症状、高脂質血症、閉塞性動脈硬化症に伴う末梢循環障害の治療に用いらる薬ですが、この薬も末梢の血流を増加する作用があるので、それを期待しての処方です。

アンテベートローション

出典：鳥居薬品株式会社HP

アンテベートローションは、ステロイド含有のローションです。

ステロイドは抗炎症作用や免疫抑制作用があり、脱毛症に有効と言われています。

脱毛症は、最近では自己免疫疾患と言われており、自分の毛根を自身の免疫機能が攻撃してしまっているため、免疫を抑えるステロイドが有効というわです。

ステロイドは、それぞれの成分の作用の強弱によってランク分けされているのですが、アンテベートは５段階（１が最も強くて５が弱い）のうち２に該当します。上から2番目で、まあまあ強力ということです。

これを1日2回朝晩、脱毛している部分に塗りました。

エキシマライト

飲み薬、塗り薬の他にも『エキシマ』と呼ばれる、紫外線治療も行いました。

この治療のために、毎週皮膚科に通うことになるので、詳細はまた次回にしたいと思います。

今回はここまで！

読んでいただき、ありがとうございました。

次回へ続く・・・